新旧ドラマのレビューを配信します
マジすか学園でを見てまず受け止められるものは、信頼関係、自分との向き合い方でした。
優子から敦子へと受け継がれた想いはもちろん、チームホルモンと敦子との間に芽生えた友情。
優子とサドに築かれた確固たる絆。優子を慕うラッパッパの面々など、多岐にわたる信頼関係感じとる事ができました。
それぞれ形は違っていましたが、どれも感動させられるものばかりでした。
自分にもこれくらい信頼関係が強い人達がいたなら、と思わされるものでした。
優子が自分の命の短さを知りながらも明るく生きて行こうとする様は日々をついダラダラと過ごしがちな自分の生活を顧みると勿体ない時間を過ごして来たのかを考えさせらる程でした。
命ある限りその時間を懸命に、また楽しく生きるのは大事なのだと教わったような気がします。
敦子もまた、過去のしがらみにとらわれてしまいなかなか前に進めないこともありましたが、出会った仲間や敵と向き合い、葛藤の中少しずつ変わっていって前を向ける様になっていくのが分かりました。
私の勝手な解釈ではありますが、彼女は肉体的な成長よりも精神的なものが大きく成長したのではないかと思っています。
私もこのドラマを見始めた時には、たかがアイドルグループやっている不良ごっこドラマと思われる方もいると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、じっくり見てみると考えさせられたり感動出来たりと心に残るシーンがたくさんありましたし、最後まで見てよかったな、と思いました。温かいものがつまったこのドラマ大好きです。
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マジすか学園の第一シーズンは、現在まで続くマジすか学園の始まりなので好きです。
特に第一シーズンの第一話がなかったらこのドラマは始まっていなかったので、第一シーズンの一話を観ずにマジすか学園を語ることはできません。
それに最初のシリーズにはAKB48を支えてきた前田敦子さんらが出演しているので、すごくプレミア感のあるドラマだと思います。
初見は、篠田麻里子さんの声の低さに驚きました。
ヤンキーの役だったので、普段の可愛らしいイメージを拭うべく意識して声を変えたのだと思います。
国民的アイドルはプロ意識が高いと思いました。
また、大島優子さんも小柄でとてもヤンキーに見える人ではありません。
ですが、男っぽい口調とかニヒルな笑み等、ヤンチャに見えるように研究して演じていたのが伝わりました。
回想シーンに出てくる乱闘でも、目一杯に足を上げてアクションを披露していたので好感が持てました。
また、前田敦子さんは黒髪に眼鏡という大人しそうな背格好だったのに華がありました。
さすがはAKB48のエースだと思いました。
最後に眼鏡を取ったときは、目力の強さを感じました。
一話は台詞があまりなかったにも関わらず存在感があってかっこよかったです。
それと、卒業式なのに卒業生が一人もいないのには笑ってしまいました。
マニュアルどおりに進行する先生や、送辞を読む生徒に突っ込みを入れている在校生たちも面白いと思いました。
また、一話から卒業式のシーンを使うのにも、他のドラマとは違うユーモアを感じました。
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マジすか学園第二シリーズの9話「たった一人のマブダチ」は女の友情も堅いということと、松井珠理奈演じるセンターのたくましさを確認できる回です。
なので、友情物語が好きな私からするとかなり良いと思える話です。
ねずみ(渡辺麻友)が張ったワナだと気がついていながら大人数にやられそうになるねずみを助けに来たセンターは、すごくかっこいいと思いました。
相手は人数もいるし鉄パイプも持っているのに、一人で負けずと闘っていたので強さを感じました。
ねずみを庇って背中を殴られたとき、幼少時代に父親から虐待されていたこと母親に捨てられたことを思い出していたのは、悲しくて泣きたくなりました。
センターが強いのは幼少期の苦い体験にも原因があるのだと思うと、センターを抱きしめてあげたくなりました。
珠理奈さんの大人っぽい容姿から覗く純真さが、よりセンターを儚く見せていたと思います。
殴られた後にセンターが呟いた「ひとりにしないで」という言葉をしっかりと聞いていて、その言葉に答えるねずみもすごく優しいと思いました。
また「センターを売ろうとしたから友達を名乗ることはできない」と話すねずみに、正義感の強さを感じました。
友情を裏切る失敗をしてしまったわけですが、ねずみが本当は友達想いのいい子だから二人の友情は終わらなかったのだと思います。
作中に出てくる「たった一度の失敗なら許してしまう」という台詞(少し変えてあります。)にも感動しました。
私も友達の悪いところも認めて仲良くしていきたいです。
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マジすか学園第三シーズンは「学園」とタイトルがついているのに、舞台は未来の少年刑務所の話だったので、他の作品と差別化を図ることができました。
そこが第三シーズンの良点だと思います。
第三話に登場する看守たちは、パル(島崎遥香)が佐々木さんを殺害したかきちんと調べがついていないのに、嫌みのようなことを言っていて酷いと思いました。
犯行に及んでいなかったら、佐々木さんと仲のよかった彼女からすれば酷な話です。
犯人だとしても、紙芝居を使って追い詰めるような尋問の仕方は許されないと思います。
まだ若いパルに対して、脅しのようなやり方で罪を吐かせようとするのはまともな大人のすることではないと思います。
大人はまず、少年少女の話に耳を傾けなければならないのではないでしょうか。
私は年下の人たちに対して、看守たちのような高圧的な態度をとらないように気をつけようと思いました。
それから第三シーズンに出てくる「マングース」という主人公たちの敵キャラ三人組は、リーダーはショートカットで喧嘩も強そうに見えます。
ですが取り巻きの二人は髪型もツインテールですし、フリルのついたパラソルをさしていたりして喧嘩ができそうにはとても見えません。
秋葉原や原宿でショッピングを楽しむロリータそのものです。
特に市川美織さんは、天使のような可愛らしさがある人なので余計に不良には見えませんでした。
なのに身のこなしが軽くて、キックなどのアクションもできることに驚かされました。
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今までのマジすか学園の主人公はソロでしたが、マジすか学園4は、主人公がふたりの設定になっています。
主人公をふたりにすることでAKB48のメンバーから売り出したい子を前面に押し出せる人数も増えました。
宮脇咲良と島崎遥香の両者を平等にアピールすることができるので、制作者の考えは素晴らしいと思います。
マジすか学園の脚本を手掛けているのは秋元康さんですが、流石としか言いようがありません。
また、W主演のふたりの役所が違うのも見ていて楽しいです。
島崎さんが演じていたソルトは、3年生のトップでクールなキャラクターです。
島崎さんは過去作品にも登場していますが、第4シーズンが一番クールでかっこよかったです。
ウェーブのかかった長い髪と床に着きそうな長いセーラー服も、不良らしさに磨きをかけていました。
ソルトという役名も、彼女が売りにしている「塩対応キャラ」をイメージできる素敵な役名です。
宮脇さんが演じた2年生のさくらは、転校生でトップを狙う役でした。
ソルトとは違い、スカートも普通の女子高生らしく膝上になっていました。
髪もストレートのショートヘアーできちんと整えられていました。
とてもてっぺんを狙えるような風貌をしていないのに、強いところがさくらの魅力です。
それから、宮脇さんはお人形のように整った顔をしているので、ドラマを観ていると幸せな気分になりました。
怪我をした顔も美しく思えました。
さらに、他のシーズンにも登場したメンバーが同じ役名で登場しているのも面白いと思います。
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