理子ちゃん扮する松たかこが哲平役のキムタクのロン毛をハサミで、バッサリ切るところから話しがテンポよく展開して行く衝撃の1話だった。

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ラブジェネレーションのあの頃

理子ちゃん扮する松たかこが哲平役のキムタクのロン毛をハサミで、バッサリ切るところから話しがテンポよく展開して行く衝撃の1話だった。


上杉理子ちゃんの勝気で天真爛漫だけど、本当は、女の子らしい性格の主人公と、片桐哲平のプレイボーイの中にも一本筋が通っている男らしい性格の2人が成すラブストーリー。


あの時は、まだ私は高校生だったけど翌日学校へ行くと、やはりクラスに衝撃が走っていた。


女子校で初っ端から話題の月9。


日本の月9の代名詞である、ロンバケブームから1年以上が経過し漸く少し落ち着こうとしていた中での月9ラブジェネのスタートだった。


あの時は、ドラマ界に まだ活気があった。


1997年の秋から冬にかけてのドラマだ。


理子ちゃんが哲平に向ける得意げな、堂々としている態度や口調、可愛くて、やや高めの声に憧れた。


それから、2人の主人公とリンゴをモチーフにした置物を背景にかかる大滝詠一の『幸せな結末』の主題歌が妙にドラマにマッチしすぎていた。


この曲を聞く度に、切ない気持ちになり少しドキドキした。


あの時、世の男性は比較的女性に対するアプローチがはっきりしていた。


その背景で理子ちゃんが振り向いてもらおうとして積極的に哲平に向かって行く姿が健気でキュンとして視聴者の視線を奪った。


もしも、今の時代に このドラマが初回で放送されたなら意外性に少し欠けるかもしれない。


何かと女性からアプローチする事が多くなった時代に、視聴者を釘付けにする次のドラマは何かが問われる。


しかしながら、上杉理子の天真爛漫さや健気さは、いつまでも女性の憧れ像であるに違いない。


また、キムタクのノリに乗った演技に見惚れて、今宵シードルを飲むのも良いだろう。


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