2006年の日本ドラマ女王の教室とは、小学校6年の子どもたちが悪魔のような教師に立ち向かっていくというお話です。

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女王の教室で、世の中で必要なことを勉強することができた。

2006年の日本ドラマ女王の教室とは、小学校6年の子どもたちが悪魔のような教師に立ち向かっていくというお話です。

志田未来演じる神田和美は小学校最後の生活を楽しみにしていました。

親友とも同じクラスになれて、楽しく過ごせそうだと思っていた矢先、担任が鬼教師だと噂のある阿久津真矢になってしまったのです。

阿久津真矢は受け持った6年3組の児童たち冷たく接していきます。

成績で順位をつけたり、不必要とも言えるルールの中で子どもたちの心は荒んでいきます。

神田和美も持ち前の明るさが仇となってクラスから浮いてしまいます。

しかし、虐めや仲間割れを乗り越えながら6年3組の児童たちは人として成長し、たくましくなっていきます。

卒業式の後、教室で真矢に向かって子どもたちが感謝を伝え、去っていこうとする真矢の背中に「仰げば尊し」を歌い聞かせるシーンは涙を誘います。

いつの間にかできていた鬼教師との絆と成長した子どもたちを感じられるシーンでした。

担任の阿久津真矢は、言うことは冷たく厳しい人でした。

ですが、言っていることは間違っていません。

むしろ社会に出た時に知らないと自分が困るようなことばかりでした。

よくも悪くも真矢は冷たく接する中で社会の厳しさを教えていました。

社会の荒波に揉まれてしまわないように、あえて厳しく接していたのです。

真矢はアメとムチを使い分けたのでも、アメだけを使ったのでもなく、アメをムチに変えていたのです。

愛情をもって厳しくすることって中々できないと思います。

現代の日本で真矢のような教師がいたら問題になってしまいますが、本当は真矢のように厳しくも心が優しい教師が必要なのではないかと思いました。

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